どうもうちのIMEは『いしかわけん』と入力すると『石川賢』と変換してくれるわけで、
そういったものを一々訂正しながら記述するのは結構大変だけれども、
石川県へ行ってまいりました。
サマーバケーションでございます。
9枚の写真でそれぞれ濃い記事が書けそうな位の情報量がありますが、
すっ飛ばしていきますよって。
よりによって職場のある新宿から夜行バスで金沢へ直接。
狭くて足が痛くなるし、椅子の倒し過ぎとかでケンカ始めるやつとか、
なんか夜行バス、帰りも乗るのかと思うと憂鬱でした。
レンタカーを借りて北上。向かうは能登、輪島。
能登半島地震で被害の大きかった地域。
ボランティアとか寄付とかはできなかったけど、
いつか観光に行って、地域の活性化に役立てたらいいなとか思っていたのです。
とはいえ、印象としてはみんな元気。
泊まった宿とか、たまに壁にヒビがあったりしたけど、
それよりも昨今の物価高の方が厳しそう。
地方は車がないと生活できないし、
物資とか魚介類を運ぶのも大変だろうし。
○レンタカーで車を借りたのだけれども、ここがまた整備不足。
CDは鳴らない、カーナビは古くて道のない山の中を走っている感じ。
後日借りた日産レンタカーはぜんぜん快適だったので、
車を借りるのも選んだ方がいいなぁと思う所存です。
まずは棚田。1004枚あるらしい千枚田。
これ、絵葉書か何かで見るのと大きく違うのは、
水田に水が張っていないところ。
稲の緑と水の青のコントラストが美しかったのだろうけど、
そういう季節ではないらしい。
ただ、棚田自体は非常に興味深いものであり、維持するのは大変なんだろうなぁ、と。

この辺の集落はとても美しい。
この瓦で家を建てなきゃいけないみたいな条例でもあるのかな。
山間の集落を眺めてみる。
うーん、電線が憎憎しいけど、
美しい景色に癒される。
こういう集落の人々がどういう生活を送っているのか、
とても興味深いのです。

ということで、キリコ会館に行ってまいりました。
ここがまた凄い。超巨大なキリコが多数展示してあるし、
能登の風習、祭り、生活の様子が汲み取れる展示満載。
キリコに書いてある字体や内容も素敵。
『志欲静(志 静ナラント欲ス)』とか、
なんて素晴らしいのでしょうか。

ねぶたとかみたいに有名にならないのは、
小規模で地元にカスタマイズされたものが、
地区ごとにバラバラに行われているからだとか。
それぞれの地区の差異とか、調べてある資料とか無いかなぁ。
輪島と言えば朝市。
なにやら夕市とかもあるみたいだけど、とりあえず朝市。
見慣れたもの、見慣れぬもの、高いもの、安いもの、色々売ってる。
カラスミとマタタビの木の幹、日本酒の原酒を二種類ほど購入してみる。
物欲を刺激され、その刺激に素直に反応してみるテスト。
なかなか楽しい。

干物とか作っていたりするのがまた良くて、
能登の人との触れ合いも楽しい。
サザエの串焼きとか旨かったなぁ。
ホットケーキの行商が出ていたけど、流行ってるのかな?

なんか能登の観光の目玉にしたいのか、
『能登丼』なるものが色々な店にある。
能登の地の物を使って漆器の器で供される丼が定義とかで、
海産物であったり能登牛であったり、店によって内容が違う。
能登丼のリストがツーリングインフォにあったりするので、
リストをゲットしてから行かないと思ったようなものが食べられないかも。
この写真の能登丼は大満足。

千里浜なぎさドライブウェイ。
長く続く砂浜の波打ち際がそのまま道路になっていて、
普段は爽快なんだろうけど、やはり海水浴シーズン。
普段は波を切って走れるんだろうけどね。
左右とも車の列。徐行で。
でもまあ海も近く、眺めはいいですよ。

こんな感じで、数日能登を楽しんだあとは金沢へ。
途中の町並みもまた素敵でした。
地方の古い家並みの間をドライブして、懐かしい看板とか見つけたり。

さて金沢と言えば、最近流行のご当地グルメ。ハントンライス。
私が行ったのは『グリルオーツカ』というお店。
ハントンライスの始祖のうちの一軒らしい。
ちょうどテレビの取材が着ていたのでインタビューを断った。
食べたのは『ハントン風ライス』700円。うまい。
ケチャップライスの上にオムライス風にトロトロの玉子焼きが乗っているのだけれども、
その玉子焼きの上にはマグロカツやエビフライ。
たぶん鶏唐揚げもかなぁ。なにが乗っているのか良く解らないけど、フライ。
で、ケチャップとタルタルソース。銀の皿ってのが大体のハントンライスの定義らしい。

ハントンライスの由来には諸説あるようなのだけれども、
ハントンライスのハンはハンガリー料理を模したものだからで、
ハントンライスのトンはフランス語の「マグロ」の先頭数文字。
ハントンライスのライスはもちろん英語で、
ハントンライスを考案したのはドイツ人のシェフとか何とかで、
ぜんぜん意味が解らない。けど旨い。
それはともかく、なんにしろ海産物の美味しい金沢。
たまたま飛び込んだスペイン料理屋で食したピルピルやパエリア、
友人の営むイタリア料理屋で食した海産物をふんだんに使った料理。
食べ物に関しては、アルコールも含めてハズレ無しでした。
お米も肉も野菜も魚も捕れるんだもんね。いいよね。
石川県と言えばUFOですが、
皆様、その件に関しては触れないようにしましょ。
怖いしw
にしても長いな、この記事。
ともかく、短いながらもサマーバケーション。
石川県を堪能したのでありました。
秋とか春にも行ってみたいな。是非。