2008年10月13日月曜日

larmes ameres

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ともかく生活はしなければいけないので、買い物へ。
風に乗って祭囃子が聞こえた。
一応近所の祭りは一通り見ておいた方が、
地域の風習や生い立ちが理解できるかなと思いつつ。
どうも近所の神社の例大祭らしい
例大祭は、その神社の由来や一年の要に重要なお祭り。
お好み焼きとビールを買ってみる。
境内で屋台の景品を並べ盛り上がる子供たち、
焼鳥を焼いている氣志團みたいなお兄さん。
この辺もまだまだ田舎なんだなぁ。
なんにしても、乗り切れず、覚めた目で眺めて、
大切な祭りが終わる。


先日の猫記事のとおり、医者に痴呆と診断された猫(黒い方)。
夜中に徘徊し、奇声をあげる、私の愛猫。

普段はおとなしく、
初対面時は喉がつぶれていて普通に鳴けないのではないかと思ったくらい、
シャイで無口な猫が、猫が変わったかのように大音量で鳴き、
部屋という部屋を徘徊する。
猫を飼っていた人ならわかるだろう。猫の鳴き声で感情は伝わる。
焦りにあえぐような、助けを求めるような泣き声。せつない鳴き声。
あふれ出す無意識が夜に薄れた意識を押しのけ、
集合住宅にあるまじき泣き声で私を睡眠から遠ざける。
私はただソレを聞きながら、ベッドに横たわり悶々と思う。
そもそも私が強いている事はフェアじゃない。公平じゃない。
野良猫を室内飼いが長生きだといいつつマンションに押し込め、
自分の生活とシステムに組み込もうとし、カリカリと缶々だけを食べさせ、
こうすることが、私にもあなたにも幸せなはずだと勝手に信してしまう、そのエゴ。
私がアホで自分勝手だという事は解っていたし、
生まれつきのことでどうしようもないことなんだけれども。
そもそも猫にとっての幸せって。
私に出来ることは何だろう。
何か出来るなんて思ってしまうことがおこがましい。
そもそも猫にとっての幸せって。
そんなこと考えて、また眠れぬ一夜を過ごしてしまう。
医者に処方された不安神経症の薬を1/3に分け、喉に押し込む。
黒い円になり眠る猫を眺める。

いやになるな。
こんなに苦しいのも久しぶりだ。
心臓がバクバクする。

秋の夜長にはゲームじゃ。
虎の穴通信販売部さん、よろしくお願いいたします。

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