2008年6月29日日曜日

幸せになろうよ

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なんかさ、新しい世界に身を没すると、新しいものが見えてきて、
新しいものを学んで、新しいことを感じて、なんてことは、
わざわざ書くほどの事でもないにしても。さ。
 新宿西口の高層ビル群の端っこで、
まあそれなりに、最善を尽くしたり、
今後のことを考えて無理をし過ぎないようにして。まずはゆっくり、
空気感に慣れて、それから実績作り。
何もかも解らないけど、まあ時間の問題だ。
プリンターの場所もフランス落しも、
南極条約引っかからない程度の大質量兵器なあれにも、
まずは慣れて石の上にも三年、話はソレからで。



 そんな悩みは本当に瑣末なことでさ。
私の雇用状況も収入も保証も安定していて、
秋葉に犯行声明出だすほど不安定で追い詰められてもいないし、
寂しくなったら人と話せるし、
猫のしっとりとした温度を感じることも出来る。
飯と住処に困らないのが、どれだけ心を落ち着かせるか。

自分、自分。
自分は寂しい、自分は苦しい、自分はかまってもらえない。
自分は他人より上手にコミュニケーションが取れないだけなのに、
自分は不当に扱われていていつも嫌な思いをして、
いつも自分の事を見てもらえない。

そんな人と空間を共有するのは、とても辛い。

とても辛い上で、空間を共有する事を選択されているのに気がつかないで、
いつまでも改善もなく、不平不満を連ねる人もいる。

新しい世界に身を没すると、新しいものが見えてきて、
新しいものを学んで、新しいことを感じて、なんてことは、
わざわざ書くほどの事でもないはずなのに。それでもさ。

2008年6月21日土曜日

バーチャル犬そりツアー!

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なんだか西の方からスヴァールバルの記事を書けと言う電波を感じるので、
忘れたころにスヴァールバルのバーチャルツアー第二弾。

今日は『Dog sledge』
犬橇。イヌゾリを紹介いたします。


スヴァールバル諸島のスピッツのファンクラブじゃなくてスピッツベルゲン島にある、
スヴァールバル最大の町がロングイェールビーン(Longyearbyen)。
場所は大体この辺です。

大きな地図で見る
SvalbardのLongyearbyenについてkwskって人は、
こちらの記事を参照してみてください。

Longyearbyenにある各ホテル・ゲストハウスで、
各種アクティビティの申し込みが出来ます。
この町でアクティビティを利用しないって事は、
自力で対北極熊用ライフル銃を持って出歩かなきゃ行けないので、
ツーリングインフォやホテルのフロントでアクティビティを申し込みましょう。

Dog sledgeは890ノルウェークローネ。

長ネギが一本63クローネするこの町では、
格安のアクティビティの一つです。
ネギ14本分の値段ですから。
というか、何度か書きましたが、植物の育つ場所じゃないので、
生鮮食品はやたら高いってことで、
アクティビティが安いのではなく、ネギが高いのですけどねw



じゃまず、ホテルの人に聞いて、または送ってもらって、
集合場所まで行き、防寒具を貸し出されるので着たい人は着て、
犬小屋まで行きましょう。



見た目は怖いけど、ツンデレ系。
とても人懐こい犬たちで、ワンワンうるさいですが、擦り寄ってきます。
可愛く擦り寄ってくるのですが、たわしのような剛毛で筋肉質m骨太。痛い。

二人一組。操縦者と乗り手を交互に担当。私は酒好きのオーストラリア女性と組みました。
それぞれ割り当てられた犬を割り当てられたソリに繋ぎ、出発です。
わんわん。



背景が全部真っ白だから、ナニが何だか判らないけど、気にしない。
そういう島なんです。
緯度が高すぎて森林限界をとっくに超えているので、木が一本もない。草も生えていない。
岩と、雪と、氷だけの島。

なのであまり見所もないのですがw

ガイドさんは皆ライフルを持っていますが、対ホッキョクグマ用のものらしいです。
Longyearbyenには大学があり、
その大学の学生はノルウェーの他ヨーロッパ各地から学生が来るのですが、
その大学の入学式では「対熊ライフル授与式」みたいな事をするらしいw

ガイドさんはノルウェー人でしたが、一応英語も話せます。
大学で環境のことを勉強しているうちに、自然に見せられガイドをはじめた、
見たいなことを言っていた気がしないでもないです。

スヴァールバルはオゾン層の破壊や温暖化の影響を最も受けている地区の一つです。
とくにここ10年間での氷河の後退ぶりはゴアも驚くほど。
溶ける氷窟、ぬかるむ町。
考えさせられることも多かったです。



奥に見えるのは野生のレインディア。鹿。
手前はスキーを楽しむ人々。

山の上にある衛星基地局。
Longyearbyenではボーダフォン(現:ソフトバンク)の携帯も通じました。
世界最北の町に一人で来ている時、日本の友達から電話がきてビックリ。
「今どこにいるの?」に対する返答が、自分でもアレなほど長いw



イヌゾリは舵が効かないのです。ブレーキしかない。
一度止まって、行きたい方角に向けて方向を修正し、また走り出す。
隊列を組む時は、先頭のソリに追随するので、
二台目以降は操作はほとんどブレーキくらいしません。

まあ適当に行って、帰ってきて、終わり。
途中、プチアクシデントでシャーベット状の海に投げ出され、
上島竜平が熱湯風呂に入れられた時と同じリアクションをとってしまいましたが、
軽く死にそうになりましたが、でも楽しかったです。

犬たちとお別れ。
心なしか寂しそう。



この犬小屋に行く途中に、例の白熊注意の看板があります。
古期造山帯の分布地域で、山々の独特な形も独特で、
浸食なのか何なのか、ナニ毛に絶景ポイントでもあります。
ドライバーさんに言って車を止めてもらい、写真を撮りましょう。



という事で、だいたい3~4時間のアクティビティ。
貴重な体験が出来ますよ。

みなさん、振るって御参加ください。
そして、この島に行ったよって人、
この島の情報とか交換しましょう。
あ、
バーチャル氷窟ツアー!も併せてごらんいただけると幸い。


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2008年6月15日日曜日

シドニーは日本人が一杯!!

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2006年9月21日から10月19日まで、
私はバヌアツ共和国とオーストラリアを旅行しました。
オーストラリアは13年ぶり、10月6日から10月19日まで。
大変意義深い、そして色々な意味で大変な旅行でした。

拙い文章と写真ですが、一読していただけると幸いです。
という事で(色々な意味で)無茶ブリ、続けられるか心配な時期に、
未完な旅行記を差し置いて新規の旅行記。
バヌアツで二週間過ごした後、シドニーへ着きました。
オーストラリア編のはじまりはじまり。

ちなみに、オーストラリアの首都はシドニーじゃないですよ。

なんにしても、都会!都会!都会!
直前までいたバヌアツが嘘みたいな、
人が沢山いる、うじゃうじゃいる!
なんかお祭にみたいな、沢山有る!
催し物も満載。すげえ。



私が取った宿は、キングスクロスという街の駅の上。
キングスクロスは日本で言う歌舞伎町みたいなところなのかな?
アダルト系の店とか、お薬でフラフラしている人とか、酔っ払いとか、
夜の街を派手な服でウロウロするお姉さんとか、そういうのは、
日本より露骨な気もしました。
目の前で派手な交通事故を見たりね。
タクシーに乗ろうとしたら、アレで目のトロンとした青年がタクシーの助手席に乗り込んできたり、
夜中(朝?)の4時頃まで若者がたむろして歌っていたりとか、
まあ、アレだけど、じゃあ特に、身の危険って感じもしなかったです。
ジンジャー!



物価は日本より安いって聞いていたけど、そんなでもない。
もしかしたらちょっと日本より高いかも?
適当にピザとかケバブとかテイクアウェイして、
ワイン買って、ホテルの部屋で飲んだりしてました。

でも、シドニーを観光する気にはなってなかったです。
二十歳の誕生日はシドニーで迎えていたし、ってことで一度は観光しているし、
バヌアツのことで頭が一杯だったので、オーストラリアでの観光プランは白紙だったし。
なのでシドニーでは観光のプランを練ったり、デジカメのメモリーカードを買い足したり、
ワインを飲んだり、そんな事をしておりました。二泊くらい。



日本のトラベルエージェントが作った情報収集に便利そうなオフィスを発見。
日本語対応のPCでネットが出来たり、日本語のパンフがあったり。
そこからブログに投稿したりしてましたねw

さて、そこでPCを借りてネットをしていた時のことです。

二十歳ぐらいの若いカップル(?)が隣席でネットをしていたのですが、どうももめています。
聞き耳を立ててみると、彼氏の方のビザが切れている事が判明したらしい (^_^;)
トラベルエージェントに「オーストラリアの移民局のWebサイトを見てみて」って言われても、
「英語は全然わからないですよ。翻訳ソフト入っていないんですか?」って、あわてている。
「どうしてビザ切れてるって気がつかなかったの?」って彼女に聞かれた彼氏、
真顔で「だって2ちゃんねるで聞いたらビザは大丈夫だって言ってたし!」って、叫ぶように。
「とにかく明日の朝イチで移民局に行って正直に話してみたら?」って言われていたのですが、
彼氏、「明日は英会話学校の授業が有るから行けません」ですって・・・
彼女もトラベルエージェントも聞き耳立てていた周りの人も、
みんながっくりです。

ツッコミどころが沢山あり過ぎです・・・



海外に住みたいとか留学したいって人、沢山いると思うのですが、
言っておきますが、それ、その気になれば簡単に出来ます。
私みたいな阿呆でも北アイルランドなんて強面な所で暮らしていましたし。

でも、海外にいる時とか、日本より顕著になると思うのですが、
なにが大切でなにが大切じゃないかとか、きちんと意識していきましょうね。
住むのも簡単ですが、トラブルが起きるのも簡単です。
一応、その辺にご留意ください。
旅は自己責任で。

にしても日本人ばっかりでした、オーストラリア。
バヌアツより英語も通じやすいし、観光業に従事している人々は日本人慣れしているし、
全然ラクチン旅でした。

なにより、清潔でしたしw







ということで、アデレードへの航空チケットと、
アリススプリングスまでの電車の予約を入れ、
シドニーを離れたわけでした。

つづく。


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2008年6月13日金曜日

テレビゲームの前にDHMOの規制を!

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秋葉原での通り魔事件は、
私達ゲーマーやオタク以外の人々への関心を多く引くものでした。
犯行に使用されたナイフへ規制をかけようという案が出ています。
また、因果関係も調べず、ナイフが登場するゲームの影響がだと書きたてるマスコミのために、
テレビゲームまでもが規制される可能性がでてきました。

しかし、マスコミはあえてこのことを報じません。
加藤容疑者も日常的に摂取していたと言われているDHMOの事です。

私は医学や科学には詳しくなく、今回の件はWebで調べたものを参照し、
噛み砕いて私なりに書いたものです。
ちょっと、今回は本当に怒っているのですよ。


"水酸"の一種であるDHMO (Dihydrogen Monoxide:ジハイドロジェン・モノオキサイド) 、
常温では液状。純度の高いものは無味無臭で、比較的保管が容易なため、
原子力発電所や重化学工場などで、溶媒や冷却剤などに用いられることが多いと聞きました。
また、農薬の大量散布や、大規模コンビナートでの使用量も多く、
その取り扱いが問題になったことも多いです。

DHMOに関してWebで検索すると、以下のような記述がありました。
・先進国での動物実験や遺伝子操作に使われている。
・世界各地で酸性雨の中から検出されていて、中国でも酸性雨の主成分とされている。
・1898年の米西戦争にて米国軍が拷問に使用。ドイツのゲシュタポも使用。
・パレスチナ問題では入植地問題や経済問題と並びDHMOの取り扱いが問題となった。
・過去の凶悪犯やヒットラーなどの独裁者の多くもDHMOを日常的に摂取していたらしい。

毎年多くの人がDHMOによって死に至っています。
液体状のDHMOを大量に摂取することにより呼吸困難に陥ったり、
発汗、多尿、腹部膨満感、嘔気、嘔吐、電解質異常を起こすことが医学的に指摘されています。

末期癌の患者の癌細胞からDHMOが検出されることは、
癌の研究者では公然の事実となっているらしいですし、
また、授乳期間中の母親がDHMOを摂取した場合に、
母乳にDHMOが含まれることも実験的に証明されています。

加藤容疑者がDHMOを成分とする○○を摂取したことは、
例の掲示板にも記述がありますが、
なぜかマスコミではおおっぴらに報道されません。
公的機関の中にDHMOの供給を所掌する機関があるのは、
公然のことなので・・・アレなのですが・・・
ここも天下りが多いらしいので・・・


加藤容疑者は最低最悪だ。まず極刑になるだろう。
私みたいな魔法使いでも、彼には共感できない。
でも、彼のような犯罪を防ぐために、
家庭環境や経済格差、派遣労働、セーフティーネットのことを考慮すべき。

凶悪犯が日常的にテレビゲームをしていたので、
ゲームを規制しろなんて因果関係も調べずに主張するのなら、
ダガーナイフで刺したからダガーナイフ規制とかいうのなら、
毎年多くの死者を出している、
過去の凶悪犯罪者達も摂取し続けたDHMOの規制を考えるのと同レベルだと思うのですよ。

2008年6月11日水曜日

春の嵐

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職場が変わって、家からドアtoドアで40分くらいの、某新宿に変わるのですが、
今まで従事していた自宅警備の仕事とは違って、準備段階から忙しくてたまらない。
それでなくても、引越しの後片付けや、エアコンや食器棚を買いに行ったりとかアレなのに、
どうやって旅行のスケジュールとか捻出するのだろうか?
出来れば色々なものを通販で済ませながら、
家で色々書類をアレしたりソレしたりで、
そんでついでに通販で買ったスーファミで風来のシレンを遊びなおしたいのだ。
持っていないけど、Wiiのシレンは地雷臭がしていて、
あのシビアな無限ループ感とか、"泥棒"が成功した時の達成感とか、
なさそうな気がして、モサモサとした立体的な造形も不安だし。



そういえば、水野晴郎先生がお亡くなりになられた。
劇場にシベリア超特急とか観に行くくらい好きで、
ああいう人が亡くなるっていうのも、社会への大きな損出だなぁと思う。
シベ超の中でくどいほど繰り返される反戦のメッセージ。
私の人格形成に大きく影響しているなぁと思うのです。

心からご冥福を願います。


玉葱を二玉とニンニクをみじん切りにして、
二時間くらい炒めて各種スパイスを入れ、
鳥モモ肉を加えて焼いて、牛乳で伸ばして、カレーを作った。
インド人もボックリするくらいの辛さになったけれども、旨い。
具が玉葱と鶏肉しかないけど、まあ、いいや。
あと数日はこれを食べて生きていける気がしないでもない。

なんか、本当に雑感の雑文的な日記だけれども、
アレだ、こういうのもないと、あの島の名前で検索してきた人だらけになるので、
気をつけていったほうがいいと思う。
それでなくても誤解されやすい体質なのだ。

2008年6月8日日曜日

The world seems to be a rose garden.

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家の近所には、東京近郊でも大きな方の川があったり、
規模のでかい緑地があったりします。
緑地には、日本中の古い民家を集め展示している民家園や、
日本を代表する芸術家の美術館とかあったりもするのですが、
なにしろ、ほら、バラ好きなので、バラ園があるのが何より嬉しい。
徒歩数分。



個人的に好きなバラ園といえば、さいたま市の与野公園のバラだけれども、
いや、もちろんどこのバラでも、美しい。



バラ園は全面禁煙。
バラの繊細な香りが楽しめなくなるから、と言うのが理由。正しい。
愛煙家の皆様は肩身の狭い思いをしていて大変なのだろうけど、
そういうこともあるのですよ。



最終日が近いということもあるのか、
弦楽四重奏のコンサートとかありつつ。
英国では公共の場ではアルコールは飲めなかったけど、
日本では、日の光、ビール、清浄な酸素、バラの香り、音楽。
こんな楽しみ方の出来る日本に暮らせてよかったとは思う。

CDとかMP3の音質が、いかに貧相なことか、
なんて当たり前のことを再確認したり。



予報よりもたっぷりとした日差しの中、
ゆったりとした時間と空間の中、
心が広く豊かになった気がして、
素敵な時間をすごしていました。

こういう幸せが、世界中を覆いつくしますように。



今日もバラ園に行くか、引越し直後の生活物資の足りなさを補充しに買い物に行くか、
秋葉原にスーパーファミコン本体を買いに行くか、
悩んでいたんだよね。
秋葉原を選んでいたら、もしかしたら、凶行に巻き込まれていたかもしれない。



バラには棘があり、
無差別に近づく人を傷つけるかもしれない。
約五千本のバラには、何十万本の棘があるだろうか。
ここはなんて棘だらけな庭なんだろう・・・
でも、その香りが、容姿が、
人の心に優しさをもたらすかもしれない。



世界が棘で覆われているのか、
芳香を放つ美の結晶なのかは、
それを視る人の心が決めること。

私の個人的な感想としては、
世界はまだ美しく、優しさに満ち溢れていると思うよ。
まだ、ね。

どんな苦渋が、どんな重圧が、
その視界を歪ませてしまったのだろう。


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2008年6月5日木曜日

Everybody Wants to Rule the World.

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壁にあいているテレビのアンテナのアレが今までと違う形状だったので、
ケーブルを買ってきて、ラジオペンチとカッターで加工して、
やっと地上波を見れるようになった味噌maxです。こんばんは。
手持ちのUSBワンセグチューナーでは、
この部屋ではTVKとか見れなくて、
水曜どうでしょうが見れないと寂しいしね。

昨夜、某国営放送で出版社の経営難の話をしていて。
ベストセラーのランキングに入る本しか売れなくて困っているらしい。
「出来るだけ誰も知らない面白い本を探してやる」とか、
「作者の意図してはいないところが笑える本が好き」とか、
そういう読み方をしている私には信じられない話で。
ボウモアのダーケストを飲みながら視聴していたのでうろ覚えですが、
年間に2~3冊しか本を買わない人が、
ハズレを選びたくないからランキングを気にするみたいな話でしたが、
そもそもそんなに年に数冊しか読まない人が多くいるのだったら、
ランキング主体の売り上げが云々言っている暇はないと思うけれども、
本の出版数は増えているらしい。
趣味嗜好が多様化しているって感じに話を単純化してみると、
また煙に巻かれそうな気もしてくるわけで、
母さん。



数日間のスケジュールを開けておくべしという指令があったりなかったり、
家でこう、悶々と連絡を待ったり待たなかったり、
近所のスーパーで安いチーズでも100gあたり200円くらいで、
まあストレスフルな感じ。
体調は右肩上がりで、
術後と言うのもオコガマシイ健康体になりつつあるのだけれども。
あとは運動不足とかを何とかしようって気もする。
プールにでも行きたい。
でも、諸事情で、一人で勝手に色々する感じではないらしく。
ヌイグルミでもないのに、左足を紐で括りつけられているような感覚。
まあ、誰が世界を定義するでもないし、
辛いと思ったら辛いし、幸せだと思ったら幸せなのだろう。
それにしても、面倒くさい。
いっそのこと、一人でどこか旅行でも行こうかな。



そういえばだいぶ昔、とある人の車に乗せてもらったとき、
そのとある人がMAXのCDをカーステでかけたので、
「MAX好きなんですか?」って聞いたら、
「わからんけど、テレビとかでよく聴くから良い曲なんだろうな」って返答。
MAXとかSUPER MONKEY'Sの良し悪しは、実は私も解らないけれども、
自分がもし誰かに選ばれるとき、そういう選び方をされるのは嫌だなぁとか、
少し思う。
まあ、そういう選ばせ方をしたいからのランキングなんだろうと、
話はグルグルと堂々巡ってバター不足を解消して欲しいわけですが。

2008年6月3日火曜日

愛と幻想のエロマンガ。

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エロマンガ島でエロマンガ的な展開が有るなんて思ってもいませんでしたが、
体験したのは日本では感じる事の出来ないエロマンガの現実。
なんか謎な汁とかピシャって飛び散って痙攣しながら気持ち良いなんて事は、
美しい幻想であって、現実にはありえない。


この記事から読み始めた方へ。
バヌアツ旅行編の目次はこちらです。


カオリツリーをガイドしてくれたおばさんは、
私の部屋を訪ねてきて、いかにカオリツリーが蝋燭の代用を果たすのか、
教えてくれたのです。
親切。


親切といえば、バヌアツの人々は、一様に親切。
謎のツアーエージェントP(仮名)は言っていた。
「日本は400ミリオンのお金を出して、バヌアツに道路やインフラを作ってくれた。
だから、日本人はバヌアツを楽しんで行って欲しい」と。
お金の単位も解らないけど、400ミリオン。本当かどうか解らないけど。
1円≒1バヌアツバツ(VT)。計算が簡単。本当かどうか解らないけど。

こういう未来のある南の島の人たちにお金を注ぎ込むのは、良いことなのかもしれない。
確かに、アジア系ギャングが治安を悪化させる中、
日本人にはとても親切でした。

アスファルトの立派な道路と崩れない橋。
ソーラーパワーのある診察所。
人間より長生きするかもしれないTOYOTAの頑丈な車。
ボランティアが医療と英語と近代的生活を教えて、
バヌアツの文化は滅んでいきます。
西洋や日本と同じ生活に馴染めず、ガーデニングと称して村の周辺を歩き回り、
いたづらに花を摘んだり牛を洗ったりして、経済的に貧しくなってゆく人々。
2002年に1500人だった人口が、2006年には7000人にまでなっている、
幾何級数的に子供だけ増やす人々。
エロマンガ的と言えなくもないエロマンガの現実。


でももう、この21世紀に腰ミノと石ヤリの生活には戻れないもんね。
島の外から物資を購入しないと生きていけないんだものね。
なら、お金が必要なんだもの。

バンガローのテラスで「愛と幻想のファシズム」を読んでいると、
一人の見知らぬ青年が近づいてきました。
「島の反対側のipotaに新しいバンガローを始めたんだけど」
そんな風に切り出してきました。
「面白いアクティビテイーも多いし、ロブスターも食べれるよ」
「ここのバンガローはナイスじゃないでしょ?」
「日本人はもっと楽しんで行って欲しいんだよね」
要するに、このバンガローの今後数日の宿泊予約をキャンセルして
自分のバンガローに泊まりにきて欲しいという事を、
他の人のバンガローのテラスで行っているのだ。
信用できない。体裁よく断る。

すると、どこから聞いたのだろう、
私がインターネットの仕事をしていると知っているらしい。
「私はCDを持っていて、私のバンガローの写真が入っている」
「このCDはオーストラリアの観光客が送ってくれたものだ」
「私はパソコンを持っていないから見れないしネットに載せれない」
「CDを味噌maxの家に送るから住所を教えて欲しい」
「インターネットで公開して、日本人の観光客が私のバンガローに・・・」
私は断った。
でも、食い下がってきた。
「インターネットでWebサイトを作成するには、
ドメイン料とWebサーバのホスティング料金、Webデザインも無料じゃない。
私がプロだと知って頼むのなら、料金を請求するよ。
初期費用やWebデザインにウン万VTと年間保守にウン万VTでどうだ?
これでも商用としては格安だけど」
とか言ってみたら、やっと諦めた。


そもそも、そんな一枚しか持ってないようなCD-ROMを送られたって、
高い輸送費も含めて、私には重荷でしかない。

ちなみに、
この国での法律上の最低賃金は50VT。
そりゃ、地井武男でもなきゃ、散歩じゃお金儲からないものね。
そんな彼らに、私は一泊3000VTの宿泊料を払っている。
働かないこの島の人たちにはベラボウな金額かもしれない。


なにやってるんだ、俺?
この場所に、この金額で泊まる事は、彼らの為になっているのか?
薄い生地のムームーの、裸足の人達の村に、
デジカメでiPodでブランド物のブーツやサングラスで村の中を歩き回って、
子供に色鉛筆なんかプレゼントして、
たいしたサービスも受けずに法外ともいえるベラボウな金額の宿泊費を払って、
彼らの文化を侵略してない?
それが観光のつもりなの?
何だっけ、そもそも観光って、
カバを飲んでいるわけでもないのに、頭のどこかが痺れている。


宿には電気も水道も無い。シャワーも無い。
でも、実はインフラは有る。
全部壊れているのだ。
バンガローのオーナーM(仮名)は言う。
「電灯は明日までには直るから」「デジカメもチャージできるから」
「シャワーもホットなの使えるよ」「明日になればね」
それは何一つ実現しなかった。
この村には400人の人口で7軒の店があって、
どの店にも何の商品も無い。
じゃ、直せないよね。
でも、あなたの宿泊料が入れば直せるし、新しいバンガローが建てれるって、
あなたのお金で村の経済が育つって言われても、
旅行客の私に言われても、困るのよ。
私は。


言っておくけど、エロマンガ島に行きたいという人がいても、
私は勧めません。

一番の大きな理由は、何も無いからです。
観光資源が半端に大きな木くらいです。
人には言えないような洞窟くらいです。
美味しいものも、珍しい文化も、絶景も、なにも無いです。

電気も水道も何も無い所に行きたいというのなら、
もっと別のとことも有るよ。

でも「エロマンガに行きたい!」という、
子供の頃の夢を叶えたいというのなら、
私は止めませんし、行くべきだと思います。
それが「大人になる」という事なのかもしれません。


「最後の夜はお別れパーティーで豪勢なディナーだよ。」
Mは言いましたが、食事は日々貧しくなってきました。
最初の頃に出ていた蒸かし芋も、野菜も無くなって、
最後はご飯とスープだけ。
しょうがないものね。
お店に何の商品も並んでいないんだから・・・・

村を散歩している時に見かけたラプラプが、
美味しそうで、美味しそうで・・・


私がエロマンガ島に滞在中、
ヨットで浜辺に乗りつけた観光客が何組かいました。
決まってリタイアした老夫婦。欧州からの。
エロマンガ島で野菜やミネラルウォーターを補給したかったようだけど、
無いと知って、怒ってすぐにヨットで船出する。





エロマンガ島には三泊しました。

数年ぶりの日本人の客が帰った後、
エロマンガ島がどうなったのか、
私はもう気にしない事にしたいです。
観光客が増えても減っても、気にしない。
彼らの文化がどうなっても、気にしない。

Mが何らかの事情でバンガローを営めなくなった時、
エロマンガ島のツーリズムは終わってしまうのか、
ipotaの青年のバンガローが流行るのか、知りません。
ああ、もう、いいや、疲れた。



なぜか色々と頼りにされたけど。
彼らに幸せになって欲しいとか、豊かになって欲しいとか、
独自の文化を取り戻して欲しいとか、向上心を持って欲しいって、
本心から願ったとしても、
私には何もする事は出来ないし、何かをする事が良い事かどうか、
もう解らない。

それこそ何百億円か使い、
エロマンガ島に高度なインフラと教育施設と産業を作り、
無理やり就学就業させてみたらどうだろう。

いや、きっとそういうことじゃないんだ。
資本主義という名のネズミ講の貧乏くじを引かされた場所、人々は、
世界中のいたるところにあって、
どうにかしようというのはもう、夢想でしかない。

だったら願わないのも同じじゃないか。
気にしない。
忘れよう。




バヌアツの首都に戻った私は、
久々に都会的な暮らしに戻りました。

都会的っていっても、シャワーと電気があって、
インターネットカフェがあって、スーパーではワインが買えてってくらいだけれども。

ただし、
ホテルの経営者は100%白人。
商店やレストランのオーナーはずべて中国人か韓国人のアジア系。
走る車はTOYOTAかMITSUBISI。
スーパーで買えるものはオーストラリア産かニュージーランド産。

一歩路地裏に入ると、現地のメラネシアンの貧しい家が立ち並んでいる、メラネシアンの国の首都。
地球幸福度指標一位。
世界で一番幸せな国。


バヌアツを離れ、シドニーへ向かう飛行機の中、
何かから解放されたような自分と、
何かを背負い込んでしまったような自分がいました。



バヌアツ編はこれでおしまい。
面倒くさいし、書いて何かが報われるか疑問。

さて、この辺まで書けば、
私がウルル(エアーズロック)に登らなかった理由、
解りますか?
って前振りで、
次からオーストラリア編(マジで?




それにしても、
旅ってイイですね・・・
やめられません・・・

2008年6月2日月曜日

御蔵島旅行記・その3

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はて、どこまで書いたものかな。
御蔵島旅行記その2の続きなのですが、
その2とその3の間に引越しとか云々があって、
結構なブランクがあるのでアレです。
気軽なイルカウォッチングの記事とかでご機嫌を伺ってみます。

とはいっても、海とかアウトドアとか縁のない男のブログ。
私のキャラを把握している人は、
慣れないマリンブルーの記事に心臓麻痺を起こすかもしれません。
準備体操をお忘れなく。

ということで、
なぜか検索をかける人が多いキュートウキュージンや、
皆様お待ちかねの島の歴史や民俗については、後ほど。

今回の写真はいつものデジカメではなく、水中撮影用使い捨てカメラを使用しています。
発色とか気にしないように。



「足の踏み場もないくらいイルカがいる」と言われ来てみたものの、
桟橋に上陸した時点で騙された事には気がついていたし、
実はそんなに興味なかったのです、野生のイルカって言われても。

子供の頃、おじさんに海に連れて行ってもらった時に溺れて以来、
海水に顔を浸すのを避けていたのですが。
でも、神社巡りとかだけでもつまらないでしょ。
水着とか用意してこなくても、ウエットスーツをレンタルしてくれると言うので、
まあ、借りてみるかなって思い立ったのが良かったですよ。

同じ宿の数人で小さな船をシェアして、
風向きにも寄るらしいけど、凪いでいる方の島の南側へ。



あれだ、「足の踏み場のない」は大げさだとしても、
ウジャウジャいます。イルカ。
船の上からでも眺められるし、
シュノーケルつけて海面に浮かび、海の底を覗くだけでも、
ものすごいイルカがいました。



視界内に十数頭ものイルカが泳いでいるなんてこともあり、
数え切れませんでした、イルカ。
凄いスピードで泳ぎ回っていました。

体の傷とか身体的特徴をまとめて、
一匹一匹に名前がついていたりするらしいです。
島のボランティアがイルカの生態を研究したりしているようですよ。
そういう資料とか、島の観光案内所に沢山あるので、
興味のある人は、どうぞ。
私が一回見ただけじゃ、個体差までは解らなかったけどね。



ゲロを吐く「威嚇」や、
BL好きが聞いたらたまらないであろう、未成熟なオス同志の性交シミュレーション「絡み合い」など、
多彩な表情や仕草を見せてくれます。
脳に響くような高周波でキューキューと啼いていました。
自分から手を出して触っちゃいけない約束になっています。
でも、手を出せば触れる距離にウヨウヨいます。
すごい。



私の使い捨てのカメラでもここまで撮れるし、
完全防水のデジカメで動画を撮っていた人もいました。
島にはイルカのDVDなんかも沢山売っていて、
なるほどイルカが目玉の島なのかなぁとも思うのですが、
まあ、イルカ意外にも良いところ満載ですよ、御蔵島。

とはいえ、せっかく行ったのならイルカは見ておけレベルのお勧め。



このほかにも妙なクラゲとか、馬鹿でかいウミガメとか、いましたよ。

そんなこんなで、イルカで癒し(笑)はおろか、
マリンスポーツやらにも疎い私ですが、
充分堪能いたしました。

簡単なシュノーケリングだったとはいえ、海中で体を動かしたりするのは、
写真を見ただけでも理解できると思うけど、地上とは明らかに違う、
3D空間内の空間認識とかに新たな示唆を含んでいたり、
なるほど面白い。
知らないことにはチャレンジしてみるものだなぁ、と。



後日、イルカが見えるという展望台から、
年に二度ほど見られるという鯨を発見し、
本物の潮吹きを目の当たりにしたり。
いやぁ、東京都内でもこんな凄い島があるんだなぁと思いました、御蔵島。

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