2009年10月2日金曜日

国際福祉機器展に行ってきたよ

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親族が老人ばかりで驚いた味噌maxです。
そりゃそうだ。自分の親だってもう老人なんだし、
誰かが子供を生んだなんて話は最近聞かない。

叔母はホームに、叔父は叔父宅で車椅子暮らしに、
父親だってなんとか歩けるけど遠出は難しい。
母は一見元気だけれども、ああいう人はプチンといかないか心配だ。

それとは全然関係なく、色々付き合いもあって、
東京ビッグサイトの国際福祉機器展に行ってきたよ。
なんと会場内撮影許可がない限り撮影禁止でびっくり。
それってイマドキ?
いや、家庭の階段につける昇降機とかもかっこいいんだけどさ、
やはり職業柄IT関連の展示が気になるわけです。

介護保険とか業務管理のソフトウェアで目を引いたのは、
介護の記録を入力するクライアントにニンテンドーDSを使用したスグロクDS
頑丈なクライアントが安価に入手できるし、その入力もテンプレ化されていたりする。
よく考えられている印象を受けた。
設備内にWi-Fiが施設してあれば良いんだものね。

脊椎損傷やALSの人の為の視線入力も気になる展示が多かった。
全身の筋肉が動かせなくて、眼球しか動かせなくても、
意思疎通できるシステムってすごいじゃない?
でも、たとえばスカウターや電脳コイルみたいなディスプレイを使ったとき、
街中でも恥ずかしくない入力デバイスって、そんなに選択肢はなさそうで、
視線入力は今後どんどん発達していくのだと思う。
セカイカメラなんて面白いけど、どうも楽しむときの挙動は変質者に見えなくもないし。
具体的は眼球の動きを読み取るカメラと、
白目と黒目の動きを判断して云々するソフトウェア。
MyTobiiとか使用者の視線の動きの癖を修正するところから始まって、
カスタマイズ可能なUIまで、結構考えられていた。
将来的にはもっと安価になればいいな。


障害者の人の自立支援のためにも、在宅勤務のシステムとかも多かったです。
VPNでオフィスと繋がって音声やドキュメントの共有云々。
でもGoogle waveとかで安価に再現できそうで、ビジネス的には心配。うむ。

RSSリーダの音声読み上げガジェットRSS Speakとかも便利そう。
これなんかもiPhoneとの組み合わせで面白いこととか出来そう。

簡単な介助で階段を登れる車椅子とかもすごいなぁと思った。
でも、車椅子にGPSとディスプレイがついた時に、
介助なしでも通れる経路や利用できる店の表示とかが出来るようになったらいいなぁ。

義肢の技術も向上しているのだろうけど、やはり一番インパクトがあったのがHAL
撮影許可出たのはラッキー!

皮膚表面の生体電位差を検出して筋肉より微妙に先に動くらしい。
色々聞いてみると、脊椎損傷やALSでも皮膚表面の生体電位差を検出できれば、
動くことが出来る可能性はあるはずだという。
感度はかなり細かく指定できるようで、生体電位が弱くても云々とのこと。
検証はしていないのかなぁ?

片腕のものもあり、Webサイトでは全身版のようなイラストもあった。
もう強化外骨格やパワードスーツにしか見えないw


攻殻機動隊でもそうだけど、情報科学や義肢擬体の必要な人や、
ハンディキャップを持っている人こそ、テクノロジーの進化を享受すべきであって、
もちろんその技術は私たちの生活も大きく帰ることになると思う。
まあ色々思うこともあるけど、そういう思ったものを仕事に活かせたりしたらいいなぁ、
と思ってまあ当たり障りなく判り易く記述してみました、色々。

なんて、まあたまにはジャンルの違う展示会とかでも見てみると、
色々勉強になるものですな。
帰りは新橋で串揚げを食べました。
んがんぐ。

2 件のコメント:

urma さんのコメント...

ああ、大和ハウスがHALの総販売代理店なんだ。近所のショッピングセンターにHALの体感施設が入ってるのはそういうわけだったのね。
実際に装着体験できるらしいんですけどね、混みあう休日だけで、しかも希望者の中から抽選だそうなので、こりゃ無理かなぁ、と。^^;
平日にも試させてくれればいいのにー、と思ってます。

味噌max さんのコメント...

「なんで大和ハウス?」ってCMみたいな事が私の脳裏をよぎりました。
展示会でも抽選で一名に装着体験みたいな感じでした。やはりメンテとか安全性とか、まだまだ実験段階なのではないでしょうか?とはいえ私も試したいw 競争率高そうですよね。