2011年10月18日火曜日

BUBKAとTシャツと私。

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ソフトバンクやauでiPhone4Sが発売され、
しこたまiPhoneユーザが増えたのでしょうか。
iPhone関連で検索をしてきてくださるか急増中の最中、
はい、また暗渠の記事ですよ。
ちなみに暗渠散策目次はこちらを参照のこと。

iPhone関連で検索をされた方は、とりあえずこちらへ。
夫婦和合や子孫繁栄などのご利益がありそうなアプリを紹介しております。
いやしてない。


の、前に。暗渠Tシャツが届きました。
そこはかとなく暗渠がデザインされたTシャツです。

これを着ておけば、家々の間の細い道を歩いていても、
ああ暗渠者なんだなと、不振がられないことうけ合いです。
詳しくはこの辺を参照のこと。


閑 ☆ 話 ☆ 休 ☆ 題


さて、中野の暗渠担当と言いながらも、
徐々に中野からも遠ざかってまいります。
しかし今回は諸事情でやたらと土地勘のある高田馬場~早稲田。
青春と泥酔の日々の思い出が掛け巡りまくります。胃液が上がってきそう。

より大きな地図で 新宿の暗渠 を表示

今回は、青い所で引かれている暗渠。2本(4本?)。
高田馬場駅に近い西側が秣川(まぐさがわ)。
都電荒川線の面影橋付近で神田川に合流するのが、
神田川面影橋支流(仮)です。

仮というのは、だいたい勝手に名付けてる河川に関してつけております。

じゃ、秣川っていうのは勝手につけたわけじゃないんだな。
一応いろいろな書籍にも出てます、秣川。
馬屎川とか、馬尿川とかいう名前もあるみたい。
秣は馬や牛の飼料とする草。
馬の飼料や糞尿に関する川ということですね。
そりゃ、高田馬場だから。

高田馬場は三代将軍家光が馬術と弓術の練習に作った場所らしく、
緑色の線で囲んた辺りにあったみたいです。
言われてみると鯨飲馬食の記憶があるような無いような。

なので、練習場の周りで馬を飼っていたりしたんでしょうね(ザックリ)。

神田川の対岸を歩き、合流口を探すと、何やら行列。

「中華そば べんてん」何やら有名店らしいです。
いつも並んでます。つけ麺が有名なのかしら?
ちなみに行列の向こうにある白いビルディングは、
(株)コアマガジンの社屋。たぶん。BUBKAやスーパー写真塾など、
夫婦和合や子孫繁栄などのご利益がありそうな書籍で有名な、超一流出版社です。
(意外に思われるかもしれませんが、実はあまりお世話になっていないですw)
いつもの東京時層地図にて、現在の地図、明治初期の地図、
そして現在の高低差を見比べてみます。
地図の中央、南からにょろにょろと北上し、神田川に合流している谷あい。

地図にも乗るほどの大きな川。名前もついてるくらいだし。
かなりの水量のある川のようにも思えるのですが、暗渠らしい跡は見当たりません。
こいつ、もうすっかり開発済みっすよ、へへっ(土地的に)
 
 
それらしい谷間、くねった道など、暗渠らしい風情は感じられます。
川筋らしいものが二本並んでいるところも、らしい感じです。
モノの本によると、新宿区大久保3丁目当たりが水源という説もありますが、
明治の地図だと、夫婦和合や子孫繁栄などのご利益があるというを願う人の多い、
夫婦木神社の辺りが、なんとなく谷戸的な地形なのかしら。
今度は古今散歩から。
大久保通りあたりから水が流れ出していたのかもね。
大久保通りの向かいには、ちょうど万年湯という銭湯もあります。


んー。暗渠感が薄い。

では、以前から気になっていた神田川面影橋支流(仮)も行ってみましょ。

どの時代の地図にも乗っていないし、
どの本を見ても名前もついていないので、勝手に名づけました。
都電荒川線の面影橋駅の脇に合流口があります。


面影橋。別名、姿見の橋。
高名な恋愛依存症である在原業平が、鏡のような水面に姿を映したためという説や、
その他色恋沙汰があって身をを投げた人がいるなど、
諸説あるそうですが、そもそも神田川にかかるこの橋が面影橋なのか、
この北に昔あった小さな橋が面影橋なのか、それも諸説あるみたい。
わかんないよね。

実はここ、何度か訪れていて、いつか記事にしようと目論んでいました。
規模が小さいながらも、暗渠らしい細く湿度の高い道。
大きな川やメジャーな暗渠より、こういう方が好きかも。
早稲田通りを超え、夫婦和合や子孫繁栄などのご利益があるという、
子育地蔵尊の辺りを超えると、暗渠を見失います。
谷間があることは判るので、とりあえず遡上は出来ますが。

学習院女子大と、西早稲田中学校の間。
何故か三角な土地が急激な高低差を醸し出しています。
このあたりの崖から湧水があったりしたのかしら。みたいな。


まあ、遊び慣れた場所、通いなれた場所でも、
『暗渠』って視点が一つ加わると、
その歴史や、高低差の意味なんかにも意識が向かうようになります。
ああ、なるほどこういう意味だったのだな、と、
目からウロコがはえる思いでした。

特にオチは無し!

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