2008年4月7日月曜日

酋長登場! / ラプラプ作り

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記事中で使用した写真は、
その部族の人などに掲載の許可を取ってあります。
もちろん著作権等のアレよろしく。

電気も水道も無い村。
もはやシャワーを浴びる事も出来ず、
顔がテカり始めた頃、
三人の子供たちに酋長の元に連れて行かれました。

チーフって、酋長って訳していいんだよね、たぶん。

そこには英語が話せる現地の若い女性と、顔面が真っ黒の男。
この写真の男性(左側)が酋長さん。
天気を操るれるとのこと。



通訳の女性を通じて色々聞いてみる。
この写真で言うと、酋長さんの足元の壁側のあたりに、
沢山の石や、なにやらオブジェが置いてあり、
その一つ一つが自然の色々に対応していて、
なにやらまじないをかけるとの事だけど、
私の英語力の拙さもあって、アレだ。
解らない。

天気を操る方法を知りたい人は、
バヌアツに行って彼に聞いてみて欲しい。


ちなみに食人に関しても聞いてみました。
最近は食べてないって言うので驚いたのですが、
キリスト教が入ってきてからは食べてないとの事。
80から100年くらいは食べていないとのこと。
うーむ。よかった。
って、そんな最近なの?


さて、
すぐそばにある火山、ヤスール火山には伝説があって、
要約すると「昔々一人の男が居て、うろうろして、
二人の女性を妻にして、困って、火山になって噴火した」らしい。
で、
いまだに部族で何か作業をする時は、
男性一名女性二名のユニットで動く事が多いらしい。
で、ソレを見せるから、との事。
名物料理「ラプラプ」作りを見せてくれるらしい。
そしてソレを写真にとってインターネットに載せて、
ぜひ日本人観光客を呼んでくれ、との事。
またか・・・
illi _| ̄|○ illi

職業を聞かれて「インターネットを作っている」と、
曖昧な回答をしたしわよせかもしれないけど、
なんか、宣伝して欲しいらしい。私はただの観光客なのに。

さて、
誰が料理するのかと思えば、酋長。
石と木から火を起こすところから始めるとの事でした。



あっという間に火をたく酋長。
さすがです。

で、ここから女性二人の作業。
で、バナナの皮でココナッツやら色々を包んで、
火であたためた石の上におきます。



で、その上に熱い石を置き、土をかぶせます。



さて、驚くのは『三分間クッキング』方式で、
既に昨夜のうちに調理をしていたラプラプが隣に埋めてあった事w
下の写真のラプラプと、上の写真のラプラプは違うでしょw



上の石や砂を取り除き、切り分けるまでが女性の仕事。
というか、チーフ、火を起こしただけな気も・・・
あと、さすがに通訳さんは西洋的な服装を着てますね。
というか、部族の人々もたぶん普段はシャツとか着てると思うんだけどね。
普段着で歩いてるの、何度も見たし。



で、出来上がったラプラプ。
食感はモチモチした「ういろう」に近いかも。
いや、あんまり「ういろう」を食べた事が無いから解らないけど。
ココナッツの香りが心地よく、
タマネギか何か入っているのか、甘味と食感も良く、
ちょっとした美味しさ。
なるほど名物料理。美味しい。



もちろん私も食べましたが、部族の皆さんでシェアしました。
特にお子様が好きなのかな、ラプラプ。
でも、酋長が一番おかわりをしていましたw




顔は怖いけど、なかなかお茶目な酋長と、
部族の皆さんと、またもや記念写真。



目的のラプラプを食べた後だからか、
気のせいか人数が減っています。

彼らが「インターネット」にどういうイメージを持っているか解らないけど、
約束通り、インターネットで掲載しました。
いいのかな、こんなで。
日本人観光客、増えるかな?


ただ、この日の「宣伝してね」は、
まあ、ちょっとどうかと思うけど、
ま、そんなに悪い気もしなかったのです。
楽しかったし。
ですが、後日「宣伝してね」で、色々嫌な経験をしました。
その件については、また後で。
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