富士吉田市うどん旅行

ということで、久々に休暇をとり、久々にバイクに乗り、

山梨県富士吉田市にうどんを食べに行ってまいりました。

久々のバイクってことで前夜からバッテリー充電しておいたおかげで、
愛車のビラーゴ250は絶好調。行程中の燃費は1リットル当たり29kmって感じ。
山道とかガンガン走ったのにね。
八王子や高尾山の麓を経由して、相模湖を眺め、
ライダーのために作ったんじゃないかと思えるほど快適な道志みちをすいすい。
風光明媚で快適。夏はキャンプとか楽しそう、道志。

さて、都留を越えたあたりから、道沿いにうどん屋さんが増えてくる。
ちょうどお昼を越えたあたり、たまらなくなって飛び込んでみた一軒目。
手打ちうどん「開花」で肉うどん550円。

ん、んまい。味噌汁の汁に酸味が足されたような、複雑な味、麺によく絡む。
麺は固い。讃岐みたいな腰のあるという感じではなく、硬くて歯ごたえがある。
ほうとうにも近いけど、やっぱりうどん。小麦粉に味がよく判る。なるほど。

お腹も落ち着いてきたところで、宿にチェックイン。
駅の辺りを散策してみる。
富士急ハイランドと富士山。とにかく富士山の存在感がすごい。
郊外型大規模店舗に古くからの商店街はあれな感じで、

観光客が徒歩で見て回る感じのところにはもう、アレなのだけれども、
とにかく富士山を眺めているだけでも、なんかすごい気持ちになれる。

ううむと色々な感慨とかに浸りながら、二件目のうどん屋を探す。
観光案内所でうどんマップ的なものもGETしたので、
面白そうな店に向かってみるも、見つからず、
場所を聞いた人にもう開店時間は過ぎているとの情報を得たので、
他の店にいってみる。なんて読むんだろう、この店の名前。暖簾を見つめる。
入ってみる。道場みたいな場所にテーブルが並べられ、恐持てのご主人がうどんを茹でる。
出てきたうどんがまた、旨い！びっくり！

掻き揚げも美味しかったのだけれども、あえて麺をひっくり返した時の写真を載せてみる。
箸の太さに対して、異常な麺の太さがお解かりだろうか？

これまた硬いのだけれども、口中でうどんを噛み切り咀嚼する際、
ねっとりとした小麦粉がぐにゅぐにゅと、味噌ベースのスープと共にアレされていくわけです。
ああ、たまらん。これ旨い。

ということで、この時点で夕方。
宿を探して迷っていた時に見つけた気になった糸力というお店に向かってみる。
なんと定休日。ああ。カレー食べたかったなぁ。
その近所の焼き鳥屋さんで地鶏とか食べて、酒飲んで、睡眠。

さて翌朝、お腹を壊しながらも、例のうどんマップで早朝から開いてる店を探す。

散々迷って見つけた、栄屋。肉玉うどん350円、旨い！

今までの中ではだいぶ身体に優しい感じのうどんで、珍しく醤油ベースの汁なのだけれども、
麺と汁と具材のバランスや、自由に使える三種類の唐辛子とか、抜群。
お店の人に色々富士吉田のうどんについてもお伺いさせてもらった。
お店を始めた頃の話し、うどんブームになってお店が増えてきた話。
自家製が当たり前だと思っていたのに、製麺所なんて物が出来て驚いた話。
麺を打つ調理場の写真も取らせてもらったので、ICEでパノラマ写真にしてみました。

なるほどここのうどんならん毎日食べたくなる気持ちもわかるって感じの、
落ち着いていて、バランスのいいうどんでした。

さて、昨日探そうとして、もう閉店していた店にも行ってみました。
香川でうどん巡りを何度もしているので、看板が無い店とか、メニューが無い店には驚かない。

白須うどん。有名らしい。温かいのと冷たいのの二種類。
最近値上がりしたらしい。350円。

麺が固い。出汁が旨い。キャベツの甘みがまた良い。
お腹が壊れてなければ完食したんだけどなぁ。
結構な量でした。美味しかったんだけれども。

そもそも、讃岐うどんは生醤油とか種物の無いものもあるし、
一玉が小さい気もする。値段も安い。
結構なボリュームとしっかりした種物、それなりの値段の吉田うどんは、
讃岐うどんと同じペースで食べ歩きするには向かない。
良し悪しだと思うんだけれどもね。両方旨いし。

ともかく、うどんってこんな方向性もあるんだ！ってびっくりしました。
良い経験になったし、これを踏まえて、またうどん旅行に行きたいなと強く思いました。

富士浅間神社を詣でて、忍野八海を眺め、
御殿場から高速に乗り帰りました。
冬のバイクで高速ってあれだね、つらいね。