2010年1月17日日曜日

日本の祭・かなまら祭り - その2

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過去ブログのリライトです。2007年4月のもの。


:この記事には多少刺激的な画像がありますが、
日本の伝統的なお祭りを紹介するための写真・記事であり、
ワイセツな意味合いの無い、真面目な記事でございます。
他意はありません。ご理解ください。

刺激的な画像をお嫌いの方、
仕事中の方は記事を閲覧されませんよう、
お願いいたします。





さて、先日のその1の続きです。
必ずその1からお読みください。


かなまら祭りには沢山の屋台が出店していました。

ですがやはり変わった出店が多いようです。
例えば、飴。英語Onlyのメニュー。
みなさんペロペロ舐めながら歩いておりましたが。



不思議なオブジェもその辺にあります。
絵馬が掛けてあるので、普段から置いてあるようです。



最も人気だったエリザベス神輿。
その形状や色が独特で、人ごみの中を練り歩くシュールな姿はなかなかのものです。
別な場所での写真もGIFアニメにしてみました。
「でっかいマラ!カナマラ!でっかいマラ!カナマラ!」という掛け声と共に練り歩く御神体。
ご堪能ください。


筐体の脇にも不思議な絵が描かれておりました。


こういうところでバイアグラを販売していいのかどうかはともかく、
少なくてもそういう需要があり、そういう悩みのある人達も多く来ているということ。
でも、その場に乗じて少子化対策を訴える政治家の演説は、センスが悪いと思いました。


天狗のコスプレなのかもしれませんが、
あまりに本格的なので、本物の天狗かもしれません。






桜井徳太郎のケとハレの循環モデルで言えば、
日常生活を営むエネルギーがケ。
ケが枯れるのでケガレ。穢れ。
穢れはハレの場「祭り」の場で回復します。

勉学を望むなら菅原道真公の所で願えばいいし、
平和を願うなら靖国神社に行けばいい。
でも、人間の根源である性の悩みは、どうしましょう。
枯れた人、枯れたとされてしまった人、
穢れにされた人は、そう思えない人はどうしましょう。
どこでハレの場を迎えましょう。

私の友人にも不妊で悩んでいる人がいます。
性的にマイノリティーな友人もいます。
私だって30歳を超えて魔法使い呼ばわりされています。
そういった悩みの向かうハレの場を人々は求めているのかもしれません。
それも、世界レベルで。

純粋で、活気があって、楽しそう。
まさしくそのとおりだと思います。その場に居た私の感想でもあります。
性の喜びは生の喜びです。
まさしく生の祭り、ハレの場そのものでした。


宗教を拠り所にすることを全面肯定する気はありませんが、
どこか噴出する場所を探している何かが、ここに集まっているのかもしれません。
数々の絵馬にもその願いが現れていました。
肉体の悩み、性的な病気の悩み、
HIV除け祈願、性の病気の快癒願い、不妊解消、
チン○コを上手に描きたいエロマンガ家の悩み、
そして予想以上に多かった世界平和を訴える絵馬のメッセージ。

世界の性と、世界の平和。
どこか根底で同じものが流れている気がしました。




そんな夢をみました。

 


 

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