2010年1月18日月曜日

三番炭鉱「Coal Mine No.3」見学ツアー

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リライトにあらず。

どこから説明したらいいのかな。
ノルウェー領スヴァールバル諸島最大の島で唯一の有人島、
スピッツのファンクラブ名でおなじみのスピッツベルゲン島。
大体こんな場所にある島の炭鉱のお話です。


大きな地図で見る

世界地図の中でどの辺か知りたい場合はズームアウトしてみてちょ。

で、下の写真を見ていただきたい。真ん中の男前ではなく、背景。
山が尖ってます。たいてい尖ってる。谷も急な角度。とても登れそうにない高さ。



褶曲とかフィヨルドとかで出来た複雑な地形。
急に出っ張っているところがあるってことは、
上にも出ているけど、下も上がってきているということ。

古生代の造山運動により形成された古期造山帯に属する彼の地。
炭田地帯と一致することが多く、案の定石炭を多く含む土地柄、
で、それ、上のほうまで来ている。
当然、炭鉱を掘りたくなるわけです。



その切り立った崖の中ほどに、炭鉱の入り口を見かけることが出来ます。
炭鉱、正確に言えば廃鉱だけれども。
廃鉱?廃坑?まあ、いま石炭なんてはやらないですしね。

今ではコンピュータ制御の機械的な炭鉱が、
それでもいくつか稼動しているという話も聞きましたが。




こんな切り立った崖のの中腹に炭鉱への入り口があります。
鳥居みたいなのは電信柱ね。
もっとズームインしてみると、こんな感じ。




ま、↑みたいなのがスピッツベルゲン島には沢山ある。

私が現地の民宿みたいな所のオーナーに頼んで、
見学のツアーに参加させてもらったのが、三番炭鉱「Coal Mine No.3」。
上の写真の場所じゃないけれども、車でLongyearbyenからちょっとの所。
防寒具やヘルメットは貸し出されて590NOK。2006年当時のツアー代。



かなり長い時間をかけ、アスレチックよろしく炭鉱の深い場所までツアーでは訪れたのですが、
廃鉱とはいえ、その辺に石炭はゴロゴロしていて、
メタンガスがそこらかしこから沸いて出ているらしい。
入り口では撮影OKだけど、ちょっと入ったらカメラも携帯も電源OFF。



実はこの島から出た時、空港でカメラが壊れていた事に気がついたのね。
壊れたのはどこだろう。ここではもう映像はおかしい。
炭鉱に入る前の写真はまだまともだものね。
トイカメラみたいな画像になってるけど、EOS750QDで撮影。



1980年代初頭にこの鉱山で働いていた日本人が一人いるらしいです。
観光地化が進む前の話。日本から炭鉱が消えた後の話。
どこでこの島を知って、なぜここを選んで、今どこへいるのでしょうか。
どんな人だったんだろう・・・
うーん・・・人生・・・



Coal Mine No.3は、手掘りで掘られた炭鉱だそうです。
最新式のコンピュータ制御の機械で掘られた炭鉱と違い、
中はなかなか荒々しくワイルド。
基本的な構造はこの入り口付近と同じ、
木材のようなもので骨組みが組まれている。



こういうのってあれかしらね。
詳しい人が見たら「おっ!これxxx掘りじゃん!マニアックだなぁ」とかなるのかね。

すんませんね、なんかこう、記事書くにも詳しい情報もなく、
ガイドさんのガイドも、それを聞く私も、
英語ネイティブじゃなかったので、情報もあいまいで詳しくない。
なんか解説してくれていた気もするんだけどね。



手掘り当時に使っていた道具とかの展示も、ちっちゃくありました。
ガイドさん曰く「今は地球温暖化だから、またエコな石炭の時代が来る」とのこと。
どうだろ、それ、化石燃料また燃やすのはどうよ?とか思いました。
 


 

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