昔はエアーズロックみたいに呼ばれていた巨大な一枚岩。
現在は元々のアボリジニの呼び名であるウルルで呼称が統一されています。
あれだよね、外国人が勝手に来て、変な呼び名をつけて、広めちゃったんだから。
エアーズロックとか、ドリームタイムとか、
オーストラリアではよくあることなんでしょうけど......
記事中にウルルに移動しますよ。大体スケールはこのぐらい。
片道おおよそ440km。砂漠の中。
大きな地図で見る
さて。
一日かけて電車でアリススプリングスに着いたのは良いけれど、それからが結構大変。
宿も決まっていないし、どうやってウルルを GETすべきかも未定。
なにしろ外出時には1リットル以上のミネラルウォーター所持が推奨されている街。
早く行動しないと、暑いし湿度低いし、干からびるのだ。
とりあえずツーリングインフォに駆け込んでみる。
シーズンもアレなので、結構宿は混んでいるけど、安宿ならなんとか。
本当はレンタカーで観光したかったけど、
砂漠なので初心者には危険とのことで断念。
ウルル往復のツアーも結構充実しているので、
イタリア人ガイドのバスツアーを予約。
オージーの英語よりは解かり易いだろう、と。
翌朝早く、ツアーのバスがホテルまで迎えに来て、ツアー出発。
でも、どうもガイドさんと相性が悪く、色々だったので、詳細は書きません。
ヨーロピアンとは仲が良くて、
アジア人やブラジル人には冷たい人でした、ガイドさん・・・
って事で、ツアーに関しては書きませんが、とりあえずウルルの写真。
ドデカいのどーん。写真はたいていクリックで大きくなるぜよ。
↓
この写真ではスケール感が解らないでしょ?
バスの窓から見るとこんな感じ。なんかよく解らないくらい異様にデカい。
比較対照物が無いだけに、デカイのだけが強調されている。
ツアーが二泊三日くらいで、その間にアボリジニの文化を学び、
ウルルやカタ・ジュタやキングスキャニオンの周りを回り、
内容は充実したツアー。食事も美味しかった。
ちなみに、これはレアかもしれない、雨のウルル。
砂漠の真ん中なのに、雨降ってる。
あんまりデカイし、一枚岩だし、雨が降るとウルルの上に水溜りが出来て、
その水溜りが出来ている間にカラカラだった海老の卵が水分を得て孵化し、
卵を産んで、また乾いて死ぬそうです。
スケールのデカイ話でどうにもアレですが・・・
最初の海老はどうやって登ったのだろう?
雨の後には側面に滝が出来ます。
ちなみに、その当時はウルルには登れました。
でも、私は登りませんでした。ツアーの誰も登りませんでした。
事前にアボリジニの文化について学んだからです。
彼らが聖地としている場所に、人々が土足で上がりこむことを、
彼らは望んでいません。
限られた祭司しかウルルに登ることは許されていなかったのです。
いろいろ事情はあって、
観光客にウルルを解放しなきゃいけないところに追い込まれていましたが、
彼らは、ウルルを大事にしてきた現地の人々は、それを望んでいません。
快くも思っていません。
確かニュースで、もう登れなくなったか、
登れなくなるかって言ってた気がする。
いいことだよ、きっと。
クリックで若干拡大。
↓
これは数ヶ国語で書いてあった旅行者への注意書きの立て看板。
人の信仰や気持ちは大切にしたいです。
自分の信仰や気持ちが踏みにじられたら嫌だから。
というわけでウルルには登らず、
全裸で踊りながら周囲を一周してみることにしました。
本来なら、近寄ったりしないほうがいいんだろうけどね。
次回はお待ちかね、ウルルの周りを歩いての接写です。
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