2011年6月1日水曜日

希代のホットサンドメーカーとホットサンドのレシピ集というか案。

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え?希代のラーメンメーカーの続きがあるの?
そもそも『稀代の○○メーカー』ってシリーズ記事なの?
続くの?なんなの稀代って?バカなの?
と言っている暇もなく、ホットサンドメーカーを買ったのです。

イギリスにいた頃、よくホットサンドを作ってたのですけどね。
日本に帰ってきて、色々落ち着いて、さて、イギリスの事を思い出すと、
たいして美味しい食べものはなかったのですがw
でもホットサンドは美味しかったかな。
お店で食べるのではなくて、自分たちで作るものに限ってだけどw

※ ※ ※ ※ ※

さて、ホットサンド食べたいなあと思っていました。
お弁当にご飯だけだとバリエーションも限られてくるしね。
でもお店に行くと高いしね。自分で作るには焼き器が高価。
自分で調理器具や食材を買ってでも食べるか、
外食するかのトレードオフ、なかなか厳しい物があります。
100均ローソンの土鍋みたいな選択肢はなかなか世の中に転がってない。

なので色々諦めていたのですが、アマゾンで焼き型が売ってました。



おお、安い!ホットサンドトースターにしては2000円切ってるし、
電熱じゃない。直火焼き。これ魅力。
電熱のホットサンドメーカーも便利よ。でも、欲しいのは電熱じゃない。
電気のヒーターで焼くのは、
一度セットしたら焼き上がるまで放置できる気楽さはある。
でも、直火焼きはガスにしろキャンプでの焚き火にしろ、
火力が強いって意味で違うし、調理後に洗うのも楽ちん。
直火焼きのが欲しかった。
テフロンとかの加工がなくても、よく考えなくても、
ホットサンド焼き器で焦げ付くような使用法はないしね、
これで充分。

キャンパーには信頼のブランド、キャプテンスタッグのホットサンドトースター。



届きました。案外しっかりしてる。即日届く。

そもそも、ホットサンドって何かは知ってるよね?
Wikipediaによると、
『ホットサンドイッチ、あるいはホットサンド (Hot Sandwich) とは、
温かいサンドイッチのこと。食パンの耳を落としてトーストしたもの、
あるいはパンに温かい具(チーズ、トマト、チキンやマッシュポテトなど好みで、
それにタルタルソースやオリーブオイルなどの調味料)を挟んだもの、
もしくはパンに具を挟んでから焼いたも』とのこと。
いや、耳を落とすべきなんだろうけど、私は耳が好きなので落とさない。
パンの耳大好き、耳たぶが特に好き。ペロペロ。

二枚のパンに具を挟んで、テコの原理(?)でギュッと押し付けて、焼く。
なので、まず具を作りましょう。
まずサンドイッチといえば卵フィリング。



冷水から卵を入れて中火で沸かし、10分くらいのハードボイルドなゆで卵。
マヨネーズ、塩コショウ、その他ハーブなどをフォークで荒く混ぜる。
マッシャーで潰すより、フォークで混ぜる方が荒くできて良いよ。
サンドイッチスプレッドをイメージして、
アドリブで大量の刻みピクルスやハーブ、スパイスを投入してみる。
F値を下げて被写界深度を浅く、フォトショで明るくしてシズル感もアップ。
腸うまい。



ケッパーとかパセリとかチャイブとか入れてない気もするけど、
まあ、調理済みのピクルス他を入れてしまうとタルタルソースなのかも。



なるほど、えいはちさんさすが博学です。参考になります。
フィリングなフィーリングです。タルタルソースフィリングです。

フィリングは詰め物。菓子パンなどの中に入れる具や、
サンドイッチなどの間に挟むものがフィリング
ちなみに表面に塗るタイプのものはスプレッド
サンドウィッチは閉じないからスプレッド?
ホットサンドは閉じるからフィリング、かも。
タルタル、これがまた旨い。美味い。よく出来てる。
って、自分の好みに作ったから、美味しいのは当たり前なんだろうけどね。
これだけでも何にでも使いまわせる。

レビューをするのなら、解りやすい食パンを使ってみましょう。
との事で、Pascoの超熟8枚切りがこのサイズです。



耳、切らなくていいよね。耳、美味しいし。大好きだし。ペロペロ。
パンの端っこを潰すタイプではないので、
ギュッとはならないけど、食べるときは一緒だw



まず、ホットサンド焼き器に接する面にバターをしっかり塗る。耳まで塗る。
好みで、内面にもバターを塗る。
ハム、チーズ、キャベツ千切り、タルタルソース、パルメザンチーズ、ミルった胡椒。
で、上にパンを載せる。載せたパンも焼き器に接する面にバターをしっかり塗る。
蓋を閉め、留め具で止める。アルミなので熱伝導率が良い。弱火で焼く。



記事にするために一生懸命ガスレンジを清掃したよw
五徳とかしっかり洗った。

最弱火でゆっくり焼く。
最初にパンが焼き型の上方面にくっついていないか、
くっついてたら、引き剥がしてみる。
ひっくり返し、フタを開け、さっきとは逆方向でくっついてたら引き剥がす。
で、一分くらいずつひっくり返して開けて焦げ目を見る、
一分たったらひっくり返して焦げ目を見る。それを繰り返す。



うめえ!旨い!美味しい!これ凄いな。
とろけるチーズとろとろで、しんなりしたキャベツに絡んでいる。
タルタルソースの味が全体に馴染んでる。
焦げ過ぎてるように見えるかもしれないけど、
これはバターで揚げられた分、カリカリ、サクサク、甘い。たまらん。
うひー!冷えたビールがないなんて!

※ ※ ※ ※ ※

二枚目。
色々冒険してみたくなる年頃よね。
何を具にしましょう、ということ。

有名で美味しいサンドイッチといえば、クラブハウスサンド。
クラブハウスサンド風に蟹を入れて焼こうと思って蟹肉を買ってきたけど、
クラブハウスサンドのクラブはCrabじゃなくてclubだったし、
蟹肉だと思っていたそれは蟹肉ではなくて蟹肉風のカマボコだった。
なにかと残念w



それにしても、最近の蟹肉風の何かは、本当にそれっぽい。美味しい。
チーズ、キャベツ千切り、蟹肉(風の何かw)、タルタルソース。



けっこう山盛りにしてみました。
キャベツは熱でしんなりしてビックリするくらいしんなりします。
でも、これ以上は盛れないかな。盛らなくてもいいけど。



一度目のオーソドックスなホットサンドと違って、
シーフード(的な何か)なので、塩味が強い。白ワインに合う感じ。
蟹肉の(フェイクな)香りがパンの間に充満するのね。堪能。
それはそれで、パンの甘みと合っていて美味しい。
お弁当的にも蟹肉を使うより、それらしきカマボコの方が衛生的に良いかも。
タルタルソース要らなかったかも。

※ ※ ※ ※ ※

ならいっそ、風味を変えてみようかな。

鶏ササミを水分を飛ばすように塩焼きして、
ワサビをBB弾一個くらい落とした麺つゆで合える。
このササミ麺つゆはお酒の肴にも最適ですw

切りやすいように刻んだ海苔とシソ二枚、明太子ソース。万能ネギ。



これがまた、ビックリするくらい美味しかった。たまらん。美味。おすすめ。

焼けてるパンの部分のカリカリサクサク、バターの甘みもそうだけど、
海苔、シソ、明太子、ササミの相性が良すぎてびっくり。ゴマとかも合うかも。
炭水化物であるパンと、シソ明太子ササミ、麺つゆって、
和風パスタの組み合わせだよね。
そんなふうに考えていけば、組み合わせは無限大です。

そう。
炭水化物プラスαのαが何かで考えればいいのです。
ヤマザキのランチパックとかパニーニ、中華まんとか参考になりそうですね。
ようするに、何でも入れて焼いてみればいいんですよ。
色々試すのも楽しそうです。

いや、今回はシソだな、紫蘇、大葉、香りが素晴らしい。
カルボナーラは荒挽き黒胡椒がメイン、というのと同じロジックで、
これはむしろ紫蘇メインと言ってもいい。紫蘇の香りメイン。
挟まれた二枚のパンの中でシソの香りが充満してる。
超お気に入り。シソの香りがホットサンドに合います。ビックリするくらい。
そんな感じで、アクセントに入れた食材がとても活きてくるのだな、と。



三回焼いたのを見てもわかると思うけど、
焼き具合、学習してきてると思います。
私でも判るくらい簡単に習得できると思います、ホットサンドの焼き方。
具もまた無限大に想像力が働きます。
チクワを筆頭に、魚介類、きのこ、牛肉豚肉鶏肉、
トンカツや白身魚のフライなど揚げ物、燻製、野菜サラダ。
カレーやミートソース、ホワイトソースも合うかも。
スモークサーモンとかオリーブでもいいし、
逆にパスタで炭水化物炭水化物も良い。
フルーツやチョコ、マシュマロも合いそう。アイスは溶けるからムリかな。
パエリアの具をそのまま再現しても美味しいそう。
和風で、天ぷらとか入れてもいいね。

逆に、ハムとチーズと、スクランブルエッグかオムレツだけでも美味しいそう。

ネットで検索すると、フレンチトーストで上下挟む強者もいる。
それウマそうですよ。たまらん。
気をつけたほうがいいのは、カロリーは高いでしょうよってこと。
それでなくてもパン二枚に油を塗って焼くわけです。
しかもサクサクして美味しいし、いくらでも食べられてしまいます。
一回で二枚、二回なら4枚、大変な量です。
なるほど欧米人の料理って感じです。
まあ所詮、食パン。具を入れても大した食費にはならないです。
安くて美味しいお弁当の変化球的なレパートリにはいいかも。
なにより簡単だしね、美味しいです。
是非オススメ。

ということで、特にオチはないですが、
ホットサンド、バリエーションも豊富。
お散歩のお供にも、就業中のお昼休みにも、
ぜひお試しくだされってことでした。
んがんぐ。


※ ※ 追記 ※ ※

あんこ!
バターの塩味とあんこ!これも美味いですよ!


サーモンというか鮭、ほうれん草をそれぞれバターでソテー。
とろける系チーズで挟んで焼いてみました。
鮭、ほうれん草、チーズの組み合わせが美味しくないわけがない。

2 件のコメント:

HONDA さんのコメント...

いやあ、こういう記事、面白いなあ。つくってみたくなる文章ですねえ。写真も美味しそう。

味噌max さんのコメント...

なにかこう、テーマの定まらないブログで申し訳ないですが、たまには料理の記事を書いてみたくなりました。お褒めいただいて光栄です。