2009年12月6日日曜日

iPhoneからWOLでPCを起動。リモートデスクトップで操作。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク


さて、またまたiPhoneの話で梨元です。

便利でしょ、iPhone。もう手放せないでしょ。枕元に置いて寝てるでしょ。
PCでできるほとんどの事が出来るんじゃないかしらね、頑張れば。
でも、頑張ればっていったって、PCで設定している十数個のメールアドレス、
Gmailで集約してない系のアドレスとかはPCじゃないと確認できないとか、
Firefoxのアドオンで検索できた何かとか、PCで確認したいなぁって時もあります。
他にもあるだろって気もするけど。

でもさ、寒いのよ、冬だから。布団から出れないのよ。
トイレは我慢できるけど、PCの前まで行きたくないとか、
せめて暖房が効くまでベッドで瞑想していたいってことも多い。

ということで、この記事では、iPhoneからPCを起動したり、
iPhoneからリモートデスクトップでPCを操作したりする方法を記します。
冬だし。

ただ注意ね。私のPCは自作機で、他の人の環境が同じって事ありません。
マザーボードのメーカーとかBIOSの種類とかによっても画面って違うし、
ネットワークアドレスの設定とかも違うだろうし、OSによっても違う。
千差万別、それぞれなのですが、
それを詳しく全部解説することは出来ません。要勉強のところもあります。
がんがれ。
あと、自己責任でどうぞ。

んじゃ、まず、iPhoneからPCを起動するアプリ。
私はRemoteBoot Lite RemoteBoot Liteを使いました。無料。
でもあんまりに使い勝手がいいので、有料版のRemoteBoot Pro RemoteBoot Pro を購入いたしました。
使用頻度の高い方はご検討あれ。

まずインストールしておきましょ。
で、RemoteBoot Liteの設定の前に。

えーと、ここで設定すべき情報は、これから起動したいPCの情報。
まずそのPCのスタート → ファイル名を指定して実行 → 名前の欄にcmdって入力してOK。
> ipconfig /all
みたいに入力すると、大体こんなのが出てきます。



RemoteBootのName欄はホスト名じゃなくてもいいと思う。識別用。
で、MAC Addressに物理アドレスのそれを入れましょう。
他の欄はデフォルトでよろしい。で、該当のPCが電源入ってない時にBOOT。
ポーン。電源入ります。



とまあ、そうは簡単にはいかんのよね。(出来る人もいるかも)
これはWake On LANという仕組みを使っておる。
マジックパケットと呼ばれる特殊なパケットを出して、
それを受け取った該当の機器がPCを起動しようとしよる。
ここでいう該当の機器というのはNIC(ネットワーク・インタフェース・カード)で、
いわゆるLANのケーブルが刺さっているところ。
パソコンっていうのはOSをシャットダウンして電源が切れたって思っていても、
設定によっては待機電力みたいなものが流れちょる。
逆にそれ流れていないと、マジックパケットを受け取れない。
マジックパケットを受け取ったら電源入れますよって設定も必要。

ここから記述する設定はたまたま私のPCでこうしたら動いたって話で、
もしかしたら「この設定はいらない!」ってのもあるかもしれないけど、
まあその辺、ご愛嬌。教えてくれたら訂正と感謝します。

まずはマザーボードのBIOSの設定。この辺が関係するんだろって設定ね。
ちなみにマザーボードはAsus P5Q deluxe。
電源起動直後にDELキーを押せと言われるので押す。左右で切り替えで。



詳細のオンボードデバイスで、LAN Boot ROMを有効。
もしかしたらこの辺の設定も関係あるかもって事で、下の写真も載せておきます。
Power On By ~って、いかにも関係ありそうでしょ?



あと、OS上での設定も必要だと思う。
例として、私のPCのOSはWindows Vista Ultimate 64bit DSP版。
ネットワーク接続から開くっ手もあるけど、
スタート → 設定 → コントロールパネル → システム →
デバイスマネージャ → ネットワークアダプタをダブルクリック。
まあだいたい下のような画面で詳細設定のタブを押下。
ウェイクアップ設定でマジックパケット、
エナジースターを、シャットダウンからの起動もオン。



まあだいたい、iPhoneからの起動はこんなものかも。
注意点としては、該当のPCが無線LAN接続だと難しいってHELPに書いてあったのと、
iPhoneはWi-Fiで該当のPCと同じネットワークにいること。
「Wi-Fiなんぞ?」って人はこちらもご参照のこと。

(別ネットワークの時はブロードキャストじゃない設定だったらいけるのかね?未検証)

当たり前だけど、ノートPCからデスクトップPCを起動みたいな事もできなくはないはずなので、
各自がんばってくださいね。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
さて、次はリモートデスクトップ。
起動しているPCにiPhoneからログインして、操作したりするアレ。
意外なことに、iPhoneからも出来ます。
リモートデスクトップで操作される側はWindows XP Professionalや、
Windows VistaのBusiness、Enterprise、Ultimateじゃないと駄目なはず。
私のは先述のとおりWindows Vista Ultimateなので、
評判の良いRemote Desktop Remote Desktop を使いました。
他のOSの人はiTunesでVNCとか検索すると、色々出てきます。
もう各個人の環境や好みによるから試行錯誤だとは思うけれども、
このあたりとか良さそう Mocha VNC

さて設定。とは言っても簡単。
いままでリモートデスクトップ使ったことあるのなら、
Remote Desktop LiteのMenuからEdit Connectionsで、リストに追加。
これまた先述のipconfig /allの結果からIPアドレス入れて、Connect。
ホスト名入れたけどなぜか名前解決出来ていないようで、IPアドレス入れたら出来た。



操作される側のユーザ名とパスワードを入れておくと、簡単にログインできます。
操作される側はこんな感じ。
リモートデスクトップを使ったことないのなら、スタート → 設定 → コントロールパネル →
システム → リモートタブでリモートデスクトップを許可する設定が必要かとおもわれちょる。



パスワード入れなおすと、操作権を奪い返せますw



結構ね、いろいろ出来る。思ったより重くない。
iPhone特有のピンチ(ズームイン/アウト)の操作も出来る。
ただ、文字入力はなんか上手く出来ない時があった。
ヴァージョンアップで対応されてりするかね。
他のアプリだと上手くいくかね?

私はPC確認用くらいに考えていたので、文字入力はする気ないからいいけど。

ちなみに、リモートでPCをシャットダウンするのなら、
デスクトップの何もないところを右クリックで、新規作成、ショートカット。
リンク先にC:\Windows\System32\shutdown.exe /s /f /t 0とか指定しておくと、
ショートカットをダブルクリックするだけで、簡単にシャットダウンできますよ。お試しあれ。

この引数はプログラム終了時の応答待ち時間0だから気をつけて。
速いけど。




リモートデスクトップもWOLも、たぶん両方ともグローバルアドレスとルータでの静的NATで、
インターネット経由からも出来そうな予感。
今後色々試してみたいです。んがんぐ。

この記事の続編。
iPhoneからパソコンを終了させるよ奥さん!もご参照あれ。

ついでに、こちらの記事もご参照を。

iPhone のお勧め設定!セキュリティ強化や祝祭日の追加などなど。
【iPhoneのレビュー(1)】 写真うpすると個人情報流出の危険が
【iPhoneのレビュー(2)】 とにかく操作が解らない時のまとめ断念。

【バッテリーまとめ】 iPhoneのバッテリーが長持ちするよう願う
iPhone 3GSのsafariが落ちたり凍ったりフリーズする。対処法その他。
iPhoneとノートPCを活用するためWi-Fiルータを導入するの巻

iPhoneの文字入力方法。ぜひフリック入力を練習すべき!

【iPhone購入】 iPhone3GSを買ったのでまず感想と導入したアプリケーション。
iPhone便利アプリまとめ (10月7日現在のおすすめ)
iPhone神アプリまとめ (10月29日現在のおすすめ)



 

 

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

wake on lan from iphone,大変参考になりました.おかげさまで起動できるようになりました.

BIOSの設定まではできたのですが,デバイスマネージャにあんな設定があったとは・・・知りませんでした.

味噌max さんのコメント...

設定の場所も一箇所ではないのがわかり難いですよね。お役に立てて何よりです。